Blue Bottle Coffeeを楽しもう
チェーン系カフェの大注目店
カフェ業界といえばスターバックスコーヒーを筆頭に数多くのチェーン店がひしめきあう競争状況がここ数年ずっと続いています。
そんな中で今最も大注目を受けているのが「ブルーボトルコーヒー(Blue Bottle Coffee)」です。
ブルーボトルコーヒーはもともと12002年創業の米国カリフォルニア州に本社をおくコーヒーの生産販売企業でしたが、サンフランシスコ市内にカフェ出店を始めたことで一気にその知名度を高めました。
2010年にニューヨークに出店してからは世界的に大注目を受け、日本にもいつ出店をしてくるだろうかと期待をされていたのですが、ついに2015年2月6日に米国外初出店となる「清澄白河ロースタリー&カフェ」が江東区平野にオープンしました。
続いて港区青山店ができてからというもの、連日大行列となる大人気となっており、都内に住むコーヒー好きなら一度は行ってみたいカフェとして知られるところとなっています。
ブルーボトルコーヒーの創業者はもともと日本のカフェ文化にとても影響を受けたと言う人で、これまで日本全国を圧巻してきたスターバックスコーヒーやタリーズなどのシアトル系とは一味違った切り口でサービスを提供しています。
参考>>BLUE BOTTLE
ブルーボトルコーヒーの特徴
ブルーボトルコーヒーの最大の特徴は、シアトル系カフェのような深煎り豆のエスプレッソではなくドリップコーヒーをメインにしているということです。
わかりやすく説明すると、エスプレッソコーヒーというのは専用のエスプレッソマシンを使って煎れるものでコーヒー豆に強い圧力をかけて抽出することで濃い味を引き出すことができます。
一方のドリップ式のコーヒーは一般家庭などでも使用されているコーヒーメーカーと同じしくみによるもので、挽いたコーヒーをコーヒーフィルターを使って熱湯をくぐらせて濾して出します。
そのためブルーボトルコーヒーの店内に行くとずらりとドリップ用のグラスが並べられており、注文を受けてからバリスタがそこにお湯を丁寧に注いでいくという方法をとっています。
この1杯ずつ丁寧にいれるという方法は、創始者であるジェームス・フリーマン氏が日本のカフェ文化から影響を受けたことに関係しているそうです。
支店ごとのローカライズも特徴
ブルーボトルコーヒーのもう一つ大きな特徴となっているのが、チェーン店がそれぞれ独特の個性を持って営業しているということです。
スターバックスコーヒーやタリーズ、ドトールといったコーヒーチェーンは全国に数多く支店を持っていますが、そのどれもがほとんど同じ内装や配置をしており、どの地域で利用しても特に代わり映えしません。
ですがブルーボトルコーヒーはその地域によってお店の雰囲気を変えるということに強いこだわりを持っており、これまで出された国内外の支店を見ても出されるサービスや提供される容器に違いがあったり、内容が全く違っていたりということがあります。
日本一号店が清澄白河であるということもそんなこだわりの一貫によるもので、駅周辺にある多くの個人カフェとの雰囲気バランスや、周辺施設としてある文化施設を考慮してのことなのだといいます。
ブルーボトルコーヒーの「こだわりの1杯」というのは豆の焙煎方法や出し方だけにこだわったことではなく、お店づくりそのものに込められているということでしょう。