若い内から考えるED対策
EDは中高年の病気ではない?
ED(Erectile Dysfunction)は、従来の医学だと中高年の症状と考えられていました。
ところが現在は20代の層にもED症状がみられているため、若者には関係のない病気ではありません。
若いED患者の傾向
「第18回日本本Men’s Health医学会」が2018年にED治療を初めて受けた患者数を調査しています。それによると、20代が98人(7.5%)、30代では258人(19.7%)という調査結果がでました。
この結果から、若年層のED男性は3割もいるため、中高年の病気とはいえません。その3割のなかに入っているかもしれないと考えて、EDに対する問題意識を高め、EDにならないよう日常生活に気をつけるほか、発症した場合も積極的に治療をする必要があります。
EDの原因・対策
身体の丈夫な若年層は、年齢にともなう身体の衰えが原因の器質性EDの可能性は低いといえます。しかし、強い精神的ストレスによって心因性EDを発症する可能性が考えられます。
とりわけ20代は、就職や転職、結婚、仕事を覚えることや対人関係など、企業内ストレスだけでなくイベントの多い時期でもあります。新しい環境に身をおく頻度が高いといえる時期です。そのため、1つのストレスではなく複数のストレスが重なり精神的負担も大きくなると考えられます。
もし、ストレスが原因でEDを発症している場合、ED治療を並行しつつストレスの原因を解消する必要があります。ストレスが解消すればEDの治療を終え、心身共に健康的な状態へ戻るでしょう。
20代で、少しでも「EDかも?」と思っている男性はED治療を行なうクリニックにいき、早期に治療を開始しましょう。医師に私生活の様子を伝え、ストレスの原因を検討。ED改善のための方法を探しましょう。
バイアグラの購入方法・ポイント
ED治療には、バイアグラが処方されます。バイアグラは1998年にアメリカで開発。翌年に日本でも有効性が認められ販売を許可されました。
錠剤は青色で、ひし形タイプの形状です。
医療機関を訪れて、問診・診察・検査を通して、医師からED治療薬が処方されます。10分くらいの時間で終わるため、スケジュールが詰まっているという方も手軽に診察できます。
ED治療は健康保険が適用されないため、自費診療です。保険の割引ができないというデメリットはあります。そこでおすすめなのが、バイアグラはジェネリックです。バイアグラジェネリックは、純正品(開発元の作ったED治療薬)と同じ有効性を保ちながら、割安で購入できます。
ファイザー社が持つバイアグラの物質特許が2013年5月17日に、用途特許が2014年5月13日に満了となりました。これに伴い、2014年5月26日に国内初となるバイアグラのジェネリックが発売。それに続くように、2014年末までには合計10社の製薬会社がバイアグラのジェネリックを発売しています。
[引用]バイアグラの正しい服用方法と処方【浜松町第一クリニック】
ただし、バイアグラの注意点が2つあります。1つは、バイアグラが直接勃起に影響しないという点です。血管を拡げ、性的刺激を受けた後の勃起をサポートするという効果です。もう1つは副作用がでたら医師に相談することです。血管を拡げることによって、顔のほてりや目の充血といった副作用がでる方もいます。
用法・用量を徹底して守ることはもちろん、身体に強烈な副作用がでた場合は、医師に相談しましょう。