代官山で味わうビールの世界
大流行のクラフトビールの走り
代官山の新しい観光スポットとして大注目なのが「スプリング・バレー・ブルワリー東京(SPRING VALLEY BREWERY)」です。
スプリング・バレー・ブルワリー東京で扱われているのは「クラフトビール」と呼ばれるその場で作ったできたてホヤホヤのビール類で、市販品では売られることのない珍しい種類のビールなどかなりたくさんの品目から選んで注文をすることができるようになっています。
オープンをしたのは2015年4月17日からで、オープン前から各メディアで大きく取り上げられるなどかなり注目度が高い場所として期待されてきました。
オープン後も滑り出しは順調で、都内だけでなく全国や海外からの観光客もかなり多く訪れているようです。
目玉メニューとなっているのが6種類のクラフトビールとそれに合わせたおつまみのペアリングセットで、珍しい風味を持ったビールたちそれぞれにぴったり合ったおすすめ厳選おつまみを一緒に食べることができるようになっています。
初めてクラフトビールを飲むという人にとってもまず最初の飲み比べを簡単にすることができるセットとして、まず絶対飲んでほしいと言ってもよいくらいにおすすめのメニューです。
クラフトビールとは何か
クラフトビールという言葉をかなり多くの場所で聞くことができるようになっていますが、正式な定義については案外知られていなかったりします。
クラフトビール(Craft Beer)とは簡単に言うと小規模なビール醸造所で作られるもので、大量生産ではなく少量で丁寧に職人さんが仕上げるというところに一般的なビールとの違いがあります。
もともとビールも日本酒のように全国各地に小さな醸造所がたくさんあったのですが、大手ビールメーカーが力を増していくことで次第に統合や廃業が進み、現在ではほとんど見ることができなくなってしまいました。
ですがここ最近少なくてもよりよいものを飲みたいという人のニーズが出てきたことで、そうした地域限定のビールの価値が見直されるようになってきており、クラフトビールという飲み物の人気も高くなってきたのです。
「スプリング・バレー・ブルワリー」を運営しているのは大手のキリンなのですが、コンビニなどで購入できるキリンビールとは全く違った、店内に設置してある醸造所で作られるビール限定での提供となっています。
ビールの作り方を見学することもできます
スプリング・バレー・ブルワリーはビールを飲んだり美味しいものを食べたりという飲食目的で訪れるのももちろんいいのですが、それだけでなくビールができるまでの過程を直接見学できるというのもポイントです。
普段私達が飲んでいるビールがどんなふうに加工され、どうやってあの完成形になるかということがわかるとまたいつものビールの味も違った感じられてきます。
スプリング・バレー・ブルワリーでは店内営業だけでなくテイスティングセミナーやブルワリーの見学会といったビールに関するイベントをどんどん打っていくとしており、今後どんな方向に変わっていくかまだまだ楽しみな施設です。