イマドキ女子の遊び場事情は?
「さとり世代」の本音とは
今20代半ば~後半くらいにあたるのがいわゆる「ゆとり世代」ですが、その一つ下にあたる現在20代前半くらいの人たちのことは「さとり世代」と言われています。
「ゆとり」という言葉はどうしても揶揄的に聞こえてしまうのですが、その下の「さとり」世代の場合にはゆとり世代よりもさらに厳しい社会環境の中で子供時代を送っていることからかなり世の中を見る目がシビアで、しっかりとしたものの考え方をする人が多いように感じられます。
「さとり」と言われるのもそんなある種の諦観を感じさせることからきており、今の40~50代くらいの世代の人が20代だった時とは全く違った価値観を持って消費行動をしています。
40~50代のいわゆる「バブル世代」」と「さとり世代」の一番の違いは、「お金のかからない娯楽を楽しむことができる」ということです。
かつてバブルの頃にあったような、高級レストラン、高級マンション、高級ブティックといったものをすることをおしゃれな生活とは思わず、もっと等身大で楽しめるカジュアルなものを身の回りに置きたがる傾向にあるようです。
しかしお金がないから全く遊ばないというわけでは決してなく、よりお金をかけずにみんなで楽しめる方法をうまく見つけているというふうでもあったりします。
流行に最も敏感な20代前半の女性たちは、仲間たちと情報交換をしながらそれなりに楽しく生活をしています。
仲間の輪を大事にした飲み会
イマドキの20代女子の休日の過ごし方で多いのが、地元の仲間など小さなグループ単位で行う遊びです。
最近の若い世代はあまりたくさんお酒を飲むということに価値を持っていないこともあってか、バーベキューや何かイベントと合わせて行う合コンのような仲間内でワイワイ楽しく過ごせる遊びを好む傾向にあります。
女子会をするにしても、ホテルレストランなどのように客単価が高いところよりも個性的なお店を好んでいることがわかります。
外食をするだけでなく家飲みもよくあるようで、案外自宅で手料理を作って友人や彼氏と過ごすということもよくある休日の過ごし方です。
同じ趣味で盛り上がるサークル活動も積極的
もう一つイマドキの女子たちによくされているのが、同じ趣味であ集まるオフ会やサークル活動です。
TwitterやFacebookなどのSNSをほとんどの人が利用していることもあって、同じ趣味を持った人たち同士が気軽に集まれるようになったのが大きいようです。
彼氏選びや合コンの設定もそうしたSNSつながりで行うことが多く、休日のそれぞれの予定もそうしたツールで連絡しあって過ごしているのがわかります。
おいしいレストランを見つけたり、かわいい雑貨を見かけた、新しい趣味を持ったというときには写真をどんどんアップしてそれぞれの趣味自慢をしたりもするので、そこからできるつながりも多くなっています。